テンプルでの滞在・ご宿泊をご希望の皆様へ

テンプル、はいわゆる「お寺」のことです。

マンダラテンプルでは、縁の深いヒンドゥーの聖者や神様が中心に祭られています。
毎朝その祭壇のカーテンを開けご挨拶をし、彼らの恩寵により紡がれる一日が始まります。
宗派や霊統の有無を問わず、意志ある人たちが集い、共にセヴァ(※1)し、祈り、暮らしを分かち合っています。

テンプル滞在費用:今のところ定めておりません。皆様からのご喜捨により、食費や光熱費、その他諸経費が賄われています。
聴かれれば目安をお答えすることもありましたが、すべてはバランスです。自らのハートでよく感じ、ご喜捨頂ければ幸いです。
テンプルの食事:完全菜食、ベジタリアン料理で、ほぼ無農薬、オーガニックの食材で調理します。電気は使わず、炎やストーブによる調理です。
匂い・香りの配慮:きつい匂いのするものの持ち込みや着用(特に:香水・シンナー系・化学系洗剤など)、動物性食材のご飲食はご遠慮頂いております。
ゲームやテレビ:子供も大人もゲームやテレビは持ち込みません。インターネットは電磁波対策とスピード確保の両局面から、最速の有線LANが繋がっています。

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こんにちは、マンダラテンプル住人です。

マンダラテンプルは寒冷地の山間に位置しています。
毎日の暮らしは、いたって普通、素朴な古民家生活です。
いわゆる、山暮らし、田舎暮らしで、自然、大地、荘厳な山の景色が拡がり、工夫と智慧の詰まった楽しい暮らしです。
時に厳しく、時に大らかな大自然との日々は、都会の利便性や効率性、機能性という意味では劣るかも知れませんが、私たちのイノチにとって「大切なこと」を思い出させてくれます。

テンプルの毎日の営みと仕事はいくらでも尽きません。
その日、居合わせた人たちの働き、たくさんのチャレンジやセヴァにより一日一日が創られています。

掃除・洗濯・田畑・食事の用意・薪割などはもちろん、鹿侵入対策、冬には凍結対処、雪かきなど、その日その時生じるお仕事に加えて、プジャ(※2)、プラサード(※3)づくり、ヨーガ、瞑想なども毎日のルーティーンです。

生活を共にする中で自ずとテンプルの習慣は分かち合われますが、同時に、すべての行為に決まりは何もありません。個々の自由意志に委ねられています。
大切なのは一体性、共鳴、発露、そして与える心です。
行為は自分や誰かや何かの為でも目的の為でもなく、ただ溢れる喜びと共に生じた私たちの意識の産物であり、大いなる存在への感謝の「意志表明」でもあります。
特別なものとそうでないものとの区別はなく、すべてが尊く愛おしい日常の一コマとして、呼吸をするように行われます。

実に流動的で密度の濃い毎日には、住人として共に暮らす子供たちの姿もあります。
彼らもまた、太陽の様な笑顔と、純粋な興味関心で大いに働き、精一杯で貢献しています。
また、長期、短期的に同志やまんだら農園(※4)セヴァ隊が滞在して居ることもあります。海外からのゲストが宿泊していることも稀にあります。
ここに、新しい人がやってくれば、ひとたびサンガ(※5)が生じることもあります。

アートマクリヤヨーガ(※6)などの重要な講習会の前後は、ただ快適で静かな、一人の時間確保を優先した方が善い場合もあります。
テンプルは良い意味で、物理的空間にも、暮らしぶりにも、一切個々のプライバシーが存在しません。
よって、その日その時、何が最善か流れを辿って頂き、テンプル滞在が相応しければぜひ、そうなさってください。

様々な顔を持ったテンプルライフ。
タイムリーな方にとっては、魂の奧が還りたがっている、自然な貴方、真の自己へのきっかけやヒントに、あるいは、今世この度の大きなご縁、シフトへの伏線になるかもしれません。
どうぞワクワクと共に、体験してください。

(※1)セヴァ:サンスクリット語で無私の奉仕。カルマヨーガ=無条件に愛からの発露で働く資質、イノチの本質を思い出してゆく。
(※2)プジャ:ヒンドゥーの礼拝の中で最もシンプルな儀式。他には、ミルクやはちみつなど用いた「アビシェーカム」、火の儀式(日本の護摩炊きのようなもの)でヤグナ等がある。
(※3)プラサード:神様・祭壇へのお供えもの、お捧げ物のこと。祭事や特別なお祝いでは大きなお皿に飾られた豪華なものが神像の前にいくつも並ぶ。
(※4)まんだら農園:テンプルと共に開かれた、文字通り、曼荼羅型に形成されたユニークなオーガニック・自然菜園。→詳しくはこちら。
(※5)サンガ:サンスクリット語で、交流の意。とりわけ私たちは真実の交流という意味の、サットサンガ(サット=真実の意)を行うことで、神話の紹介、実際の聖者とのやり取りや言葉、それらから学ぶ視点や視点、感覚を共に分かち合い見詰める。誰でも参加出来る身近な活動やプログラムの体験の機会も与えられ、サンガを拠点に様々な形で愛が広まってゆく。
(※6)アートマクリヤヨーガ:人々が本来の自己を「自動的」且つ「安全に」思い出してゆく、本質的で究極のクリヤヨーガ。住人の馬渕も全国にいる講師の一人。→詳しくはこちら。

改めまして、
ようこそ、室生のマンダラテンプルへ!